「鏡をみてはいけません」読後感Sちゃんのトリートメント待ちしながら、この一冊を読みました。 今から10数年前。うーん、20数年かな?(笑) 夢中になって田辺聖子の恋愛小説を読んだ時期があります。 最近、過去の文庫が再版され、これは読んでないかもと買っては読みを繰り返し。殆んど読んでしまってるんですけどね〜 でも、人生いろいろ体験した後で、その感想はかなり違ってきています。 ヒロイン野百合は、子持ちの律と同居をはじめます。一緒に暮らし、10歳の宵太に情が移り始めたとき、律の元妻やら、元恋人が彼女の心を乱します。 私は律の何なんだろう。私はなぜここで朝御飯を作っているんだろう。 そんな野百合の揺れる心は他人事ではありません。 律がはっきりしないからだよなあ。わかりにくいったらありゃあしないよ。 でも、最後に律はこういうんです。 「いっしょに朝めし食うてる仲の人間は他人やない」これでハッピーエンド。 私は、宵太と野百合のさらっとしながらも、情が移っていく描写が好きでした。
by laetitia-takako
| 2011-05-02 15:12
| 日記
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